第63回 伊勢神宮 式年遷宮
1,300年以上続く日本最大の神事
伊勢神宮では、20年に一度「式年遷宮(しきねんせんぐう)」という神事が行われます。
これは、神様を新しい社殿へお遷しする日本で最も重要な神事のひとつで、約1,300年前から続く伝統です。
社殿だけでなく、宝物や神具、装束などすべてを新しく作り替えるのが特徴で、日本の伝統技術や文化を未来へ受け継ぐ大切な儀式として知られています。
2025年から諸祭が始まり、2033年に第63回式年遷宮のクライマックスを迎えます。
式年遷宮とは
「式年」とは定められた年、「遷宮」とは宮を遷すことを意味します。
伊勢神宮では、内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)のそれぞれに隣接する敷地に新しい社殿を建て、20年ごとに神様を新しい社殿へお遷しします。
また社殿だけでなく、神宝や装束などもすべて新しく作り替えられます。
これにより、日本の伝統技術や神道文化が次の世代へと受け継がれていきます。
式年遷宮は一度の儀式ではなく、約8年間にわたり33の祭典や行事が行われます。
主な行事には以下のようなものがあります。
・山口祭(やまぐちさい)
・木本祭(このもとさい)
・御樋代木奉曳(みひしろぎほうえい)
・お木曳行事
・御白石持行事
そして2033年、神様を新しい社殿へお遷しする「遷御の儀」が行われ、式年遷宮はクライマックスを迎えます。
お木曳行事
2026年からお木曳行事が本格的に始まります。
伊勢神宮の式年遷宮に合わせて行われる「お木曳行事」は、社殿建築に使用する御用材を伊勢の人々が神宮へ曳き入れる伝統行事です。
約550年以上続く伊勢の民俗行事で、木遣り唄や掛け声とともに多くの市民が参加し、町全体が熱気に包まれます。
■御木曳初式(役木曳)
お木曳行事の始まりを告げる儀式で、役木(やくぎ)と呼ばれる木材を曳いて行事の安全を祈願します。
▼開催日程
2026年4月12日 川曳
2026年4月13日 陸曳
■第一次 お木曳行事(陸曳)
外宮へ奉納する御用材を、伊勢市内の町々が綱で曳いて運ぶ行事です。
伊勢の街中で迫力ある曳行を見ることができます。
▼開催日程
2026年5月9日 ~ 6月13日
■第一次 お木曳行事(川曳)
内宮へ奉納する御用材を、五十鈴川を利用して曳き入れる行事です。
川を使って木材を運ぶ伝統的な光景を見ることができます。
▼開催日程
2026年7月25日 ~ 8月2日
式年遷宮の期間は、日本全国から多くの参拝者が伊勢を訪れる特別な時期です。
伊勢神宮の歴史や日本の精神文化に触れるとともに、地域の祭りや伝統行事など、普段とは異なる伊勢志摩の魅力を体感することができます。
それまでの間、伊勢神宮ではさまざまな祭典や準備が行われ、日本の伝統文化を体感できる特別な期間となります。
伊勢志摩を訪れる際は、日本の歴史と精神文化を象徴する伊勢神宮へぜひ足を運んでみてください。